2016年8月21日に行われた、ポケモンワールドチャンピオンシップス2016。
マスターカテゴリでは、アメリカ出身のWolfe Glick選手とJonathan Evans選手の決勝戦が行われました。
Wolfe選手は大会常連プレイヤーということもあり、マスターカテゴリの会場は大いに沸いていました。
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目次
Wolfe Glick選手の手持ちポケモン(構成)
カイオーガ
技
こんげんのはどう
れいとうビーム
しおふき
まもる
特性
あめふらし
性格
ひかえめ
道具
あいいろのたま
カポエラー
技
ワイドガード
ねこだまし
インファイト
フェイント
特性
いかく
性格
いじっぱり
道具
だっしゅつボタン
ゲンガー
技
まもる
ちょうはつ
ヘドロばくだん
おにび
特性
ふゆう
性格
おくびょう
道具
ゲンガナイト
ライチュウ
技
ねこだまし
ボルトチェンジ
がむしゃら
ほっぺすりすり
特性
ひらいしん
性格
おくびょう
道具
とつげきチョッキ
ドータクン
技
しんぴのまもり
ジャイロボール
スキルスワップ
トリックルーム
特性
ふゆう
性格
なまいき
道具
ラムのみ
レックウザ
技
ガリョウテンセイ
まもる
つるぎのまい
しんそく
特性
エアロック
性格
ようき
道具
きあいのタスキ
Jonathan Evans選手の手持ちポケモン(構成)
カイオーガ
技
こんげんのはどう
れいとうパンチ
かみなり
まもる
特性
あめふらし
性格
ひかえめ
道具
あいいろのたま
グラードン
技
ふんか
だんがいのつるぎ
ほのおのパンチ
まもる
特性
ひでり
性格
れいせい
道具
べにいろのたま
ゲンガー
技
ヘドロばくだん
おにび
めざめるパワー
まもる
特性
ふゆう
性格
おくびょう
道具
ゲンガナイト
ファイアロー
技
ブレイブバード
おいかぜ
おにび
ちょうはつ
特性
はやてのつばさ
性格
ようき
道具
カゴのみ
ライボルト
技
かみなり
ボルトチェンジ
めざめるパワー
まもる
特性
ひらいしん
性格
おくびょう
道具
ライボルトナイト
ドータクン
技
ジャイロボール
トリックルーム
スキルスワップ
しんぴのまもり
特性
ふゆう
性格
のんき
道具
ラムのみ
1回戦
1ターン目
Wolfe選手は、レックウザ、カイオーガを出します。
Jonathan選手は、ゲンガー、カイオーガを出します。
どちらのカイオーガもゲンシカイキしますが、Wolfe選手のほうが先に進化しました。(はじまりのうみ発動)
レックウザは、ライチュウと交代します。
ゲンガーはメガシンカします。
メガゲンガーは『ヘドロばくだん』をカイオーガに当てます。(HP8/10)
Wolfe選手のカイオーガが『しおふき』をし、メガゲンガーをHP1/10に、カイオーガをHP8/10にします。
Jonathan選手のカイオーガは『かみなり』ですが、ライチュウが『ひらいしん』で引き寄せ、『とくこう』を1段階上げます。
2ターン目
Jonathan選手のカイオーガは、グラードンと交換し、ゲンシカイキします。(おわりのだいち発動)
メガゲンガーは『まもる』を選択。
ライチュウは『ねこだまし』でグラードンを攻撃します。
Wolfe選手のカイオーガは『れいとうビーム』ですが、メガゲンガーは『まもる』で無効です。
3ターン目
メガゲンガーは、ドータクンに交代します。
グラ―ドンは、カイオーガに交代します。(はじまりのうみ発動)
Wolfe選手のカイオーガは『まもる』です。
ライチュウは『がむしゃら』で、カイオーガを攻撃します。(HP7/10)
4ターン目
ライチュウは『ボルトチェンジ』をドータクンに当て、カポエラーと交代します。(いかく発動)
Wolfe選手のカイオーガは『しおふき』ですが、ドータクンはHP1桁で耐えます。相手のカイオーガはHP1/2です。
Jonathan選手のカイオーガは『こんげんのはどう』で、カポエラーのHPを赤にしますが、『だっしゅつボタン』で戻ります。Wolfe選手のカイオーガも、これでHP半分となります。
カポエラーの代わりに、レックウザが登場します。
ドータクンは『トリックルーム』を発動させます。
5ターン目
Wolfe選手のカイオーガは、ライチュウと交代します。
レックウザは『まもる』を選択。
ドータクンは『ジャイロボール』ですが、目標がレックウザのため無効です。
Jonathan選手のカイオーガは『かみなり』を選択したため、ライチュウの『ひらいしん』を発動させてしまいます。
6ターン目
ドータクンは、グラードンと交代します。(おわりのだいち発動)
Jonathan選手のカイオーガは『まもる』を発動。
ライチュウは『ねこだまし』ですが、カイオーガのため無効となります。
レックウザは『つるぎのまい』を行います。
7ターン目
レックウザは『しんそく』で、HPが半分もあるカイオーガを倒します。
グラードンは『だんがいのつるぎ』で、ライチュウを倒します。(レックウザは無効)
カイオーガの代わりにメガゲンガー、ライチュウの代わりにカポエラーが登場します。(いかく発動)
8ターン目
メガゲンガーは、ドータクンと交代します。
レックウザは、このタイミングでメガシンカします。(らんきりゅう発動)
カポエラーは『ねこだまし』で、グラードンを封じます。
メガレックウザは『ガリョウテンセイ』で、HP1桁のドータクンを倒します。
ドータクンの代わりに、メガゲンガーが登場します。
ここで、『トリックルーム』の効果がなくなります。
9ターン目
グラードンは『まもる』を選択。
カポエラーは『ワイドガード』を張ります。
メガゲンガーは『おにび』をメガレックウザに当てます。
メガレックウザは『ガリョウテンセイ』で、HP赤のメガゲンガーを倒します。(メガレックウザのHPは8/10)
10ターン目
メガレックウザは、カイオーガと交代します。(おわりのだいち発動)
カポエラーは『ワイドガード』を張り続けます。
グラードンは『だんがいのつるぎ』を使いますが、『ワイドガード』のため無効です。
11ターン目
特性『おわりのだいち』で『ほのお』技が使えず、『ワイドガード』で『だんがいのつるぎ』も封じられたため、グラードンの攻撃は事実上できなくなったので、Jonathan選手は降参をしました。
2回戦
1ターン目
Wolfe選手は、レックウザ、カイオーガを出します。(1回戦と同じ)
Jonathan選手は、ゲンガー、カイオーガを出します。(1回戦と同じ)
どちらのカイオーガもゲンシカイキしますが、Wolfe選手のほうが先に進化しました。(はじまりのうみ発動)
レックウザは、ライチュウと交代します。
ゲンガーはメガシンカします。
メガゲンガーは『ヘドロばくだん』をカイオーガに当てます。(HP8/10)
ここまでは1回戦と同じでしたが、『どく』を与えることに成功します。
Wolfe選手のカイオーガは『こんげんのはどう』を発動させ、メガゲンガーを倒し、カイオーガをHP7/10にします。
Jonathan選手のカイオーガも『こんげんのはどう』を選択し、ライチュウのHPを2/5、カイオーガのHPを1/2にします。
ターン終了後、Wolfe選手のカイオーガは『どく』で3/10となります。
メガゲンガーの代わりに、グラードンが登場します。(おわりのだいち発動)
2ターン目
Wolfe選手のカイオーガは、カポエラーと交代します。(いかく発動)
グラードンは、ドータクンと交代します。
HPの少ないライチュウは『がむしゃら』で、カイオーガを1/5にします。
Jonathan選手のカイオーガは『こんげんのはどう』を使い、ライチュウを撃破、カポエラーのHPを半分にします。(だっしゅつボタンで離脱)
2匹の代わりに、レックウザとカイオーガを出します。(はじまりのうみ発動)
3ターン目
Wolfe選手のカイオーガは、カポエラーと交代します。(いかく発動)
レックウザは『ガリョウテンセイ』で、『がむしゃら』で弱っていたカイオーガを倒します。
『こうげき』ランクが2段階下がっているドータクンは、『トリックルーム』を発動させます。
カイオーガの代わりに、グラードンが登場します。(おわりのだいち発動)
4ターン目
レックウザはメガシンカします。(らんきりゅう発動)
グラードンは『まもる』を使います。
カポエラーは『ねこだまし』で、『ドータクン』を封じます。
メガレックウザは、『つるぎのまい』を発動させます。
5ターン目
カポエラーはカイオーガと交代します。
『こうげき』ランクが3段階下がったドータクンは『ジャイロボール』を使いますが、目標のメガレックウザをHP7/10にする程度の威力です。
グラードンは『だんがいのつるぎ』を使いますが、カイオーガに当たりません。(メガレックウザは無効)
メガレックウザは『ガリョウテンセイ』で攻撃し、グラードンのHPを13まで追い込みます。
ターン終了後、Wolfe選手のカイオーガは『どく』で1/10になります。
6ターン目
Wolfe選手のカイオーガは、カポエラーと交代します。
グラードンは『まもる』を発動。
メガレックウザの『しんそく』は、グラードンのため無効です。
4段階下がっているドータクンの『ジャイロボール』は、メガレックウザを攻撃します。(HP3/10)
7ターン目
グラードンは『まもる』を連続発動にチャレンジしますが、失敗します。
カポエラーは『ねこだまし』で、ドータクンの動きを封じます。
メガレックウザは『しんそく』で、グラードンを倒します。
ここで、『トリックルーム』の効果は終了します。
8ターン目
メガレックウザは『ガリョウテンセイ』で、ドータクンのHPを半分にします。
カポエラーの『インファイト』がドータクンを捉えますが、ギリギリ耐えます。
ドータクンの3度目の『ジャイロボール』で、メガレックウザは倒れます。
メガレックウザの代わりに、カイオーガが登場します。(はじまりのうみ発動)
9ターン目
Wolfe選手のカイオーガが『しおふき』を発動させ、ドータクンは倒れました。
この瞬間、Wolfe選手の優勝が決定しました。
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WCS2016マスターカテゴリ決勝戦まとめ
さきに断っておきますが、Jonathan選手は相当強いプレイヤーであり、彼が決勝戦に進むことは必然とさえ断言できる実力の持ち主です。
この戦いでは、Wolfe選手がその上をいく読み合いを披露しただけなのです。
ライチュウを交代で出すことで『かみなり』を無効にする策略だけでなく、レックウザの『つるぎのまい』を堂々と発動させる自信が素晴らしいです。
『グラードン』『カイオーガ』が必ず『まもる』を使ってくるであろうと読むことができなければ、あれほど綺麗には決まりません。
日本人プレイヤーが上がってこなかったのは残念なカテゴリーでしたが、それが納得のいく強さでした。
来年も、両選手の活躍に期待しましょう。
また、同大会のジュニアカテゴリの試合内容を知りたい方は、こちらの記事で紹介しています▼
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