『出典・コマスター公式ツイッター』
ポケモンコマスター最大の疑問といえば、クエストでストーリーの続きが解放されないことです。
リリースから早1年。私たちは、その答えが明かされるものだと、首を長くして待っていました。
しかし、大型アップデートが2度行われていますが、未だに新たなホテルは解放されていません。
こうなると、私たちは大きな勘違いをしていた可能性を考えなくてはなりません。
クエストでストーリーの続きがないのではなく、すでに完結していたという可能性です。
コマスターは、外伝のポケモンシリーズの中では、ストーリーが少々大人びた内容でした。
そもそも、この世界にはポケモンがおらず、フィギュアになっている世界です。
なので、物語の中心となっていたのは、PFG(ポケモンフィギュアゲーム)に関わる登場人物たちの人間模様です。
その中でも大きなテーマだったのが、AIと人間が共存した世界の是非でした。
その内容だけにポイントを当てると、コマスターの物語はすでに完結していたと解釈することが可能かもしれません。
あとのエンディングは、個人に想像させるという手法だったようです・・・。
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目次
クエストでストーリーの続きがないのではなく完結していた説
ホテル『イリジウム』から出てきた主人公は、おぼつかない足取りで砂浜を目指した。
ことあるごとに、ルカやシャロン・・・そしてカルロと、PFGについて語り合った場所だ。
しかし、そこで自分のAIデバイスを見ても、記憶を失ったカルロはもう喋ることさえしなくなってしまった。
そんな彼が心配になって追いかけてきたシャロンだったが、ナジャはその手を掴むと首を振った。
カルモンテ島が夕日でオレンジ色に染まる頃、NO7がルカを連れてやってきた。
主人公はルカの胸ぐらを掴んで離さなかったが、ルカはその気持ちに答えるように自分のAIデバイスを見せた。
「アナザーも喋らなくなったよ」
確かに、ルカのAIデバイスもカルロと同じような状態になっている。
驚く主人公に、ジェミニの生みの親であるNO7は重い口を開いた。
「アナザーはジェミニの片割れ。つまり、カルロでもある。この事件は、カルロの意志だったんだ」
カルロは分離したせいで記憶を失っていたが、アナザーは当初の目的のために行動していただけに過ぎなかった。
それは、自分たちAIから人間たちを解放すること。
欲深な人間たちはジェミニを手に入れようと争いを始めてしまい、NO7に至っては人間のほうが不要と考えるようになってしまった。
だから、ジェミニは自分の存在がなくなれば、争いが収まると考えた。
しかし、アクシデントにより分離したカルロは記憶を失い、主人公のもとでAIとして共に行動する羽目となった。
ところが、1人と1体が過ごしたその時間は、人間とAIが共存する可能性が見い出せる瞬間でもあった。
アナザーはその是非を問うため、あえて悪役を買って出たのだとNO7は説明した。
「本当なら、システムごと消すつもりだったらしい・・・。でも、オレとのバトルに勝ったお前を見て、人間とともに歩む未来を望んだのだ。喋らない、どこにでもあるAIデバイスになってな・・・」
主人公は、そっとカルロに手をかざす。それに答えるように、AIデバイスが起動した。
ふと、遠くからマスター・ロゼが歩いてくるのが見えた。主人公たちに近づくと、カルロとアナザーだったAIデバイスを見つめる。
「話は聞かせてもらった。私にも、責任があるのかもしれんな。『ジュエルタワー』の頂に腰を下ろしていたせいで、世界の現状に目をそむいていたようだ」
マスター・ロゼはそういうと、世界大会の中止とオーナーの座を退くことを宣言した。
「これからは、誰でも気軽に対戦ができるように、すべてのホテルを海外プレイヤーにも解放しよう。レーティングに見合った者同士が対戦したり、レベルを問わずに戦えるルームマッチの『ホール』制度も導入せんとな」
くしくも、ドン・ロジャーが目指していた『あるべき我らの明日のために』が実現した結果となった。
ただ、その理念で1つだけ間違いがあるのなら、人とAIが手を取り合ってプレイするPFGにこそ未来があるということだ。
それを教えてくれたのは、ほかの誰でもないカルロなのだ。
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まとめ
コマスターのストーリーでは重要な意味を持つAIでしたが、実際にプレイしているとほとんど使わない機能でもあります。
この際、AIの機能もアップデートすると面白いかもしれませんね。
そうすることで、より初心者でも楽しめるコマスターに近づけると思います。
でなければ、AIチケットはたまる一方となります・・・。
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